胆石発作

胆石発作(1) 胆石との戦いの始まり

若い頃から、満腹になるまで欲張って飲食すると気分が悪くなっていました。

ですから、腹八分を自然と心がけていたのです。

人からは、男なのに少食だねと揶揄されたり、スマートな食べ方だねと褒められたりもしましたが、気分が悪くなるのを回避していたのです。

とにかく欲張りは危険。

飲み会などの夜は、てきめんで、就寝後数時間で最悪の気分がやってくるのです。

その時は、自分が酒に弱いのだと勝手に解釈をしていたのですが、どうやら違っていたみたいです。

犯人は、「胆石」

しかも、直径は2.5cm。

大物です。

 

この犯人の存在に気付いたのは20年くらい前。

その時から直径は1.5cmくらいあって、内服薬で溶かす試みを続けていました。

しかし、この方法の成功率はかなり低く、お医者さんからも

「痛みが出ないようでしたら、経過を観察しながら、生活をしていきましょう。」

とアドバイスをもらっていました。

私も馬鹿ですね。

痛くなくても気分が悪くなるのは、お酒のせいではなく胆石のせいだと疑わなかったのですから。

 

そして、痛みは突然やってきました。

深夜の激痛

ひと月くらい前の深夜1時に鳩尾(みぞおち)に激痛が走りました。

そんなにお酒を飲んでいるわけでもなく、食事の量も大したことがなかったのにです。

我慢すれば治るだろうと体をくの字にして痛みが和らぐのを待っていましたが、痛みは一向に治りません。

もしかしたら、胆石が悪さをしているのかもしれないと思い、携帯に手を伸ばし調べてみると、「胆石発作」の症状そのものでした。

 

しまった!

胆石をとっておけばよかった!

…後の祭りです。

 

ネット情報を頼りに、ツボなるものを指で押したり、正座して枕を抱いて前屈みになったり、ジャンプをして胆石を移動させようと試みたりしましが、どれも不発。

時計は午前4時です。

3時間も悶え苦しんだのだから、救急車を呼ぼうか迷いました。

しかし、まだ耐えられると判断し、リビングのソファーに背持たれていると、吐き気が襲ってきました。

出すものはなく、胃液か何かわからない黄色の液体を少しだけ出すことを繰り返します。

水を飲むと吐くので、氷を口に含んで脱水症状を防ぎます。

痛さも気分の悪さもひどくなります。

そして、午前7時。

すっと、痛みが去っていったのです。

喉元過ぎれば

こんなに痛い目にあったのに、ひと月様子を見ていました。

食事に用心しながら。

すると、ひと月後、カップ麺を食べた深夜、猛烈な痛みが再び襲ってきました。

さすがに、今度こそはギブアップ。

またまた数時間の痛みを我慢し、朝を迎えるとすぐに病院に電話をしました。

すると、大病院は、

「地元のかかりつけのお医者さんに紹介状を書いてもらってください。」

と答えてくれました。

(すぐに診てくれないのかよ?)

 

ようやく地元の病院に紹介状を書いてもらい、次の週には手術の運びになりました。

結構なスピード感です。

この顛末を、紹介しますね。

全国の胆石もちの方々の参考になれば嬉しいです。

COMMENT

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA