20年くらい前から、胆石は気にはなっていたのです。
健康診断のエコー検査のたびに、
「大きな胆石があり検査を要する」
と指摘を受けていたのですから。
しかし、地元の内科医が処方する胆石を溶かす薬は全く効かず、結局
「痛みが出なければ、大丈夫です。もともと胆嚢自体は脂っこいものを食べた時に、タイミングよく胆汁を出すスポイドみたいなものです。肝臓で胆汁を作っていますからね。様子を見ましょう。」
をずっと繰り返して、我が胆石は巨大化したのです。
かかりつけ医だけでなく、セカンドオピニオンを取るのは本当に大切です。
(大きな病気をするたびに、同じことを思っているのにそれができない私です)
手術前検査
検査のために前日の午後9時から絶食です。
当日は、血液検査やCT検査、レントゲン検査、エコー検査など目白押しで、読書の暇もなく寝たり、検査の流れ通りに進んでいきます。
随分、病院のタイムマネジメント力が向上しています。
患者にペーパーで渡されているのは昔と変わりませんが、検査の流れは、それぞれの検査がしっかりとスケジューリングされていて、「待ち」が少ないのです。
しかも、データがデジタル管理されているので、オンタイムで担当医に送られ、検査後の説明もすぐにしてくれました。
昔とは隔世の感があります。
あとは、個人の治療歴が管理されていると有難いと思いました。
今、話題になっている保険証とマイナンバーカードの一体化です。
そうなればデータ管理ができ、いちいち「お薬手帳」とか持っていかなくてもよくなるでしょうし、過去の病歴も分かるので、必要な検査を選別できるはずです。
私などは、昨年の鼻腔癌のこともあり、そういったデータも参考にしてもらえば安心できるだろうと考えたところです。
世の中には個人情報流出を怖がる人もいますが、命の方が大切ですから、デジタル改革は必須です。
手術の説明
検査後にすぐに担当医に呼ばれ
- 通常より大きな胆石であること
- 肝臓と胆嚢の癒着が疑われること
- お腹を4箇所切って腹腔鏡手術を行うこと
- 命を優先するので状況次第で開腹手術の可能性があること
を告げられました。
通常なら1時間半以内には終わる手術が、石が大きいので3時間はかかる厄介なものらしいのです。
どうせ麻酔をするのだから、時間は関係ないと思い、検査4日後の手術を待ちました。
有難いスピード感
5日(土曜日)早朝 激痛
7日(月曜日) 地元の医者に紹介状を書いてもらう
8日(火曜日) 紹介状を持って病院へ
11日(金曜日) 諸検査
14日(月曜日) 入院
15日(火曜日) 手術
なかなかのスピード感でしょ?
これまで20年間も待っていたのに、いつのまにか病状は深刻化し、すぐに手術が必要になっていたのです。
何事も様子を見ると言って曖昧にすると解決が先延ばしになり、問題が大きくなるということですね。
(こんな自明のことを自分の体で分かりたくはなかったのですが、、、。)
さて、次回は手術の顛末をお話ししますね。
次回をお楽しみに。
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