みなさんの地域にはどんな祭りがありますか?
この1、2年はコロナ禍で、祭りどころではありませんでしたね。
ちょっと寂しい時間が続きました。
私は、数年前、職員と地域の祭りに出ることにしました。
職員と話合ってではなく、一人で決めたことです。
「決めたからには、動くしかない。」
早速、祭りの実行委員会に顔を出し、我が校の職員チームを登録しました。
強引でしょ?
何しろ、自分以外は参加メンバーさえ決まっていないのですから。
もしかしたら、一人での参加かもしれない危険な賭けです。
いいのです。
そのときは、校長の私一人のワンマンパレードです。
地域の祭りに学校の先生が出れば、子供たちも見に来ます。
それに加えて親も。
そうすれば、地域の祭りに人がたくさん集まります。
とは言っても、「もしかしたら、本当に一人かも」と不安もよぎりました。
決めてから動く
仮装してのダンスパレードです。
いくら祭りとはいえ、恥ずかしさは誰にもありますから、チームへの参加人数は期待できません。
すると、教頭と教務主任が初めに参加を申し出てくれました。
もしかしたら、記憶が曖昧で、私が「出るよね!」と強制したかもしれません。
もしくは、私のワンマンパレードは流石に見苦しいと助け舟を出してくれたのかもしれません。
結局は、若い先生を中心に10名を超えるチームを編成できました。
次は、選曲や振り付け、衣装選びです。
流行りの曲を選び、若手がダンスの講師になり、学校が終わって教えてくれました。
言い出しっぺの私は、ダンスをすぐにマスターするかと思いきや、ボロボロです。
まあ、ご愛嬌ですね。
次に、ネットで衣装を選んで全員のユニフォームにしました。
その時の写真が残っていますが、笑っている自分は、綺麗なものではありません。
それもまた、ご愛嬌。
さて、そこで問題発生。
パレード中の音楽を流すスピーカー付きの車を調達しなければいけないことに気づいたのです。
全く、やる気はあるのに、とても用意周到とはいえませんね。
知り合いに借りて、音を鳴らしてみるといい感じです。
ついでに車も飾り付けました。
参加者が分担して、文字を書いたり、色テープをつけたりすると、祭り気分が高まってきました。
いざ、スタート
用意ができた私たちは、パレードの主発地点に向かいました。
そこには、これでもかと仮装をした各地区の面々が集まっていました。
すぐにスタートすると思っていましたが、自分たちの番を静かに待つ恥ずかしい時間を過ごすことになりました。
踊っているならまだしも、単に仮装して待っている時間は妙に恥ずかしく、人に「校長先生」と呼ばれようものなら声さえ出そうでした。
自分で出ると言った割には、小心な私です。
そして、スタートの時を迎えたのです。
ここに来るまでには、色々ありました。
聞こえないふりをしても賛否両論ありますし、時間も使いました。
しかし、難局を経てたどり着いたスタートライン。
メンバーに感謝です。
さあ、あとはスタートの合図を待つだけです。
今回はここまでにします。
次回をお楽しみに。
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