基本的にメディポリスの治療が終われば、定期的に照射部分お写真を送ってアドバスもらうだけです。
いかにアドバイス通りのケアができるかが試されます。
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症状
顔表面の赤晴れ
1日の照射時間は、たったの1分間。
しかし、その陽子線は宇宙戦艦ヤマトの波動砲のような凄い措置からでているもので、威力は十分ですから(関連 癌を生きる(15) 陽子線施設)
皮膚表面は結構、焼けてしまいます。
しかも、それを26回やっていますから、少なからず影響はあります。
治療中、だんだん赤く腫れていく自分の顔を見ていると、
「このまま、大きな跡になったら、嫌だな。」
と定年間際の私でも思ってしまいます。
女性なら気に病んでしまうかもしれません。
しかし、これから先は自分自身のケアにかかっています。
よく、数年経って症状が悪化して、どうにかならないだろうかと相談があるらしいのですが、治療後のケアを怠っていれば、因果応報みたいです。
病院の責任ではなく、患者の責任です。
病は、医者が治すのではなく、患者がいかに治す努力をするかにかかっているようです。
そう言う意味で、医者は治す過程でのお手伝いであり、最後は患者本人の覚悟が左右するのかもしれません。
わたしは定年間際ですが、顔のことも少しは気になりますから頑張ります。
基本的には、指定された軟膏を1日に3回塗るだけですが、この単純なルーティンは簡単なようで、精神力を試されます。
鼻の穴の塞がり感
照射に伴い、粘膜がやられています。
特に顕著なのが、鼻の中で、鼻血は少しずつ出るし、そこを修復しようと白い血小板も活躍し、鼻の中が詰まります。
1日に数度の鼻うがいをする時、鼻が通って気持ちよくなりますが、1時間もすると元の塞がった状態に戻ります。
しかし、入院中に比べて、鼻を塞ぐ血の塊は小さくなってきました。
少しずつですが違和感がなくなっていくと、自然に呼吸もできて気分も良くなっています。
口内炎
一番回復が顕著なのが、口内炎です。
五百円玉の大きさの口内炎が、上顎部に2つもあった時は、悶絶ものでした。
大好きなビールを飲んでも、刺激で痛いし、つまみに刺身を食べてもワサビからやられました。
その時、特に思ったのが、ビールはある程度の量を塊で飲んで喉越しを楽しむものだと言うことです。
痛くないように、少しずつチョロチョロ口の中にビールを流し込んでも、全く美味しくありません。
ゴクゴク、ブファー!
でないと飲んだ気にさえなりません。
やっぱり、ビールは喉越しです。
それ以後、ビールは飲んでいないのですが、ようやく食べ物を口に入れても、痛くない普通の状態になってきました。
このことから、回復は
- 口内炎
- 鼻腔内の塞がり
- 顔表面の火傷
の順で進んでいます。
ガンとの終戦記念日はまだですが、少しずつ近づいている気がして、嬉しくなってもいます。
今回はここまでにします。
次回をお楽しみに。
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退院おめでとうございます😊自分の病は自分で治す。自分が納得して動く。それが一番後悔がないかも😊また、医療チームの話を読みながら、ミシュランの星⭐️をとる店の話を思い出しました😊素晴らしいチームに出会えて良かったですね😊
ありがとうございます。
自分の周りも、そんなチームにしたいものです。