人生100年時代と言われるようになりました。
IPS細胞の研究も進み、現在の医療では実現できていない臓器の再生が迫っています。
加えて、アルツハイマーを進行させない薬も見つかっているようですから、寝たきりではなく100年の人生を楽しむ時が来るかもしれません。
自分の現在地
私は、もうすぐ60歳。
約半年後に退職をします。
大学を出て、社会人となって38年、しかし人生100年とするば、残り42年。
なんと、社会人としての人生では、折り返しにさえ辿り着いていません。
人生の後半戦を、水彩画を例に2つの視点で考えます。
- これまでの人生は下書きであり、今後色をつけて完成させる考え方
- これまでの人生で描いた絵を捨て、新しい絵を描く考え方
私は、新しい絵を描く生き方を選びます。
せっかくの人生、違う景色を見る生き方をしないと、沈む太陽を見るだけの人生になる気がするからです。
時間があると考えるのか、残り少ないと考えるかは自分次第です。
ところで、若者の中には、やり直すのが遅過ぎると考えている人がいます。
本当にそうでしょうか?
人生を1日に例えたなら
中学校や高校でヤンチャをして、不登校だったり怠学を繰り返している生徒に、
「戻れるならいつに戻りたいか?」を聞いたら、
「小学校2年生」と答えた
という調査を聞いたことがあります。
その答えから、
「今は失敗してどうしようもなくなっているけれど、しっかりやっていたら違う結果になっているはずだ。」
という思いが透けて見えます。
しかし私は、10代の若者が間に合わないと言っていることを、残念に思います。
20代でも30代でも、間に合わないと思っている人に
「何を言っているの。まだ、始まったばかりじゃない。」
と言いたいのです。
仮に人生を100年ではなく、ちょっと控えめに96年と考え、それを1日に換算して計算してみます。
そうすると、12歳で、午前3時
24歳で、朝6時、36歳で、朝の9時、48歳でちょうどお昼。
60歳で、午後3時、72歳で午後6時、84歳で、午後9時、96歳で午前0時
となります。
こうやって考えると、10代で人生を諦めたことを言う人は、夜明けさえ迎えていないのに諦めたことになります。
20代や30代でさえ、まだまだ朝であり、これから1日が始まります。
私でさえ、午後3時。
昨日、息子をサーフィンに連れて行きましたが、3時でなく6時に行きました。
3時は、まだ暑過ぎて、その時間を避けたのです。
私の現在は、まだ暑い3時。
あなたの現在時間は、何時ですか?
やっぱり、解釈で人生は変わります。
今日はここまでにします。
次回をお楽しみに。
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