テレビのニュースで東京都の赤坂から本屋がなくなると知りました。
あんなオフィス街ならビジネスマンが多く、本を手に取る人も多いだろうに、実際に買う人は減っているのでしょうね。
Amazonでも楽天でも本は自由に検索できるし、書評や面白みの評価も出ていますから、これらとの競争に勝つのは難しいのでしょう。
デジタル書籍や通信販売は、これからも拡大しそうです。
しかし、自分の街から本屋がなくなるのは、とても残念なことです。
デジタル書籍と紙の書籍
Amazonは確かに便利です。
しかしリアルの書店は、くるくる回っていると、当初の目的でない場所に立ち止まって、思わぬ本に巡り会うことがあります。
先日、私は本屋の入り口付近の本屋大賞などさまざまな賞の受賞作品を手に取りましたが、あまりときめきませんでした。
代わりに店内をぶらついて、ウクライナ・ロシア関係の本と、株関連の本を買いました。
デジタルは便利で、一回検索したら同じ作家の作品や同系列の作品をスマホ画面が勝手に紹介してくれます。
しかし、それでは情報があまりにも一元的で、偏ってしまいそうです。
これは、新聞も同じこと。
スマホのネットニュースは、自分が興味のありそうなものをチョイスしてくれます。
新聞だったら、1枚ずつ捲っていって、初めは興味のあるところから読み、次にそうでもないところを読んで、情報のバランスが取れます。
ですから、町の本屋さんがあるというのはとても意味のあることだと思うのです。
私も犯人の一人ですが、店舗で大体の感じを確かめてネットで買ってしまうと、町の書店は成り立ちませんよね。
我が街の本屋さんを大切にしなくては!
大きな役割を果たしているのですからね。
入門期の子供たち
子供たちの立場に立ってみれば、もっと深刻です。
子供の情緒や知識作りには本が欠かせないからです。
以前、小学校に読書通帳を導入したことがあったのですが、いろんなジャンルに挑戦させて興味を喚起させました。
小学校段階でも、一つのジャンルに絞るオタク的な読みだけでなく、幅広で読んだ方が、専門的な知識はもちろん、人間性も磨かれるからです。
まあ、学校には図書室があるから、借りれば良いのでしょうが、本屋で買う楽しみを味わわせるのも大人の責任です。
そうなると、やっぱり街の本屋は大切にしたいですよね。
今回はここまでにします。
次回をお楽しみに
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