ダチョウ倶楽部の上島竜兵さんが亡くなりました。
分かりやすい笑い、オチが決まっている笑いで、私も随分助けられました。
ご冥福をお祈り申し上げます。
ところで、人生の未来図で、はっきりと分かっていることは死ぬことです。
どんな権力者でも、お金持ちでも、それから逃げられることはありません。
ロシアのプーチンだって、そう。
ただ、人は生まれることと死ぬことは、神様に委ねるべきだと思っています。
最新の医療では、不妊治療での体外受精や顕微授精の成功率も上がってきましたが、完璧ではありません。
半分以下の成功確率の中、最後は祈るだけです。
亡くなる時も同じです。
数年前に相次いで両親を亡くしましたが、最期は点滅するモニターを見て祈るしかありませんでした。
命(いのち)は、祈り(いのり)です。
「天寿を全うする」というのは、病気や怪我なく自然死をする意味で使われますが、生まれた時に決められている寿命分を精一杯生きることでもあります。
私のように大病を繰り返した者も、精一杯生きることが天寿を全うすることだと思って生きれば、光も見えます。
今を生きる
何度も思うのは、今を生きることを大切にすることです。
人は変えられない過去と来てもいない未来を後悔したり、心配したりしがちです。
どうしようもなく、その時空(じくう)に存在しないのだから心がザワザワします。
今の瞬間だけを生きれば、もっと楽になのに。
私は、「ブログを始めたきっかけ」に書いた通り、ちょうど1年前に癌の宣告をされましたが、「今を生きる」ことで乗り切りました。
そして、過去にとらわれまいと強く思ったのです。
本物のダチョウの話。
身長は2Mを、体重も100KGを軽く超えるダチョウ。
飛べないのに地球上では一番大きい鳥であり、太古から生きている彼ら。
その脚力は、時速60kmを超え、フルマラソンを走るくらいの持久力もある。
特に免疫力波は抜群で、大怪我をしてもすぐに治るし、あらゆる病気に強い。
ここまで書けば、すごい動物だとなりますが、注目したいのはその記憶力。
それが、圧倒的に、いや情けないくらいにヤバい。
記憶力はほとんどないのです。
自分の夫を忘れる、子供が変わっても気づかない。
つまり家族が入れ替わってしまう。
自分の子供が5匹で、群れがパニックになって子供が7匹になっても気づかない。
1頭が走り出せば、猛スピードで走り始めるが、なぜ走り始めたかを思い出せない。
ウンチがついていたら鳥は空を飛ぶのが不便だから羽を繕うが、ダチョウはお構いなし。
背中に人間が乗ったら暴れるが、そのうち背中に乗られたことも忘れる。
本当にアホですよね。
しかし、これが繁栄の秘訣。
私たちも、本当の意味でのダチョウ倶楽部になることも必要かもしれませんね。
忘れることは宝物の能力です。
今回はここまでにします。
次回をお楽しみに。
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