リーダーに必要な力

リーダーに必要な力(36) 感謝

私の校長としての任期は、残り一月を切りました。

昨年末、残り100日を切ってからは、あっという間に今日を迎えました。

まさに光陰矢のごとし。

6歳の子にとっての1年は、人生の6分の1。

60歳の私にとっての1年は、人生の60分の1。

当たり前なのかもしれません。

そんな時間感覚の私ですが、春を感じるのは幾つになっても嬉しいものです。

陰で支えてくれる人

学校は、基本的には灰色のコンクリートの建物です。

色のない校舎では、気持ちも上がりません。

「宿題を忘れた。」とか「友達とトラブってる」など、朝からコンクリート色の気持ちで登

校する生徒もいます。

職員だってそうです。

生徒の幸せを願って頑張っているのに、思いが届かなかったり、保護者に理解してもらえなかったりすることもあります。

本来、師弟は半分ずつの責任を持ちます。

生徒が学ぶ楽しさを感じられ、思索を深められるような授業する先生の責任。

先生が教える楽しさを感じられるような反応をし、学ぶ雰囲気を作る生徒の責任。

両者が、その責任を放棄したら、学校は崩れてしまいます。

しかし、いつもうまくいくとは限りませんよね。

うまくいかないとき、色のない校舎が美しい花に彩られていたらどうでしょう?

柔らかい花びらが心を和ませます。

我が校は、そんな学校です。

なぜなら、寒い中、種から花を育ててくれる職員がいるからです。

お陰で、学校の玄関は、季節ごとに色とりどりの花が咲き誇っています。

何でもそうですが、主役を盛り立てるバイプレーヤーがいて、物語は心を打ちます。

学校にもたくさんのバイプレーヤーがいます。

事務を粛々と進める人、花を準備する人、玄関を履く人、給食のお世話をする人。

 

昔から、そう言った陰の人に、「御」「様」つけて、「御陰様」と呼んでいます。

我が校も、お陰様たちのおかげで、春を迎えます。

もうすぐ私も春に見送られて、次に向かいます。

お陰様です。

 

今回はここまでにします。

次回をお楽しみに

 

 

 

 

 

 

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