真っ青の空の下
プールサイドには色とりどりのサーフボード
学校プールでのサーフィン教室が始まりました。
破顔一笑
サーフボードから落ちた時に、プール側面のコンクリートに体をぶつけたら大変だと心配していましたが、全くの杞憂。
協会のメンバーが、プール内の場所を優しく指定し、練習が始まりました。
まずは、パドリング。
ボードの上に腹這いになり、両手でボードの両側の水をかきます。
はじめは、漕ぐたびに進む方向がゆらゆらしている感じです。
そこで、協会の方の丁寧な指導が始まります。
ボードに乗る子供の数と教える協会のメンバーの数が変わらないほどの手厚さです。
すると、ぎこちない漕ぎ方だった子供たちが一気に上手になります。
そして、メンバーの見本のパドリング。
子供達のパドリングは音がしていましたが、見本のそれは音さえもしません。
ミズスマシのように、一気に対岸にたどり着きます。
その見事さに、見ていた子供達からは歓声の声が上がります。
目の前で、カッコいいものが示されたのですから、テンションも上がります。
子供たちは、すぐにコツを掴み、水の上を滑り始めました。
教える側も教わる顔も、破顔一笑。
人間の笑顔は、見ているこちらまで幸せにします。
パドリングをマスターしたら、次はボードに立つ練習です。
海と違って真水のプールでは、子供が乗った途端に少し沈むのではと思いましたが、それもまた杞憂。
体重の軽い子供たちがボードに乗っても、しっかり浮いています。
しかも、私が予想した以上にさっとボードの上に立てるではありませんか。
次々とパドリングでスピードを増したボードの上に立つ子供をみて、改めて子供の能力に驚きました。
一輪車でも、大人よりも子供の方がマスターが速いから、バランス系のものは年齢が低い方がいいのかもしれません。
先生も協力
このチャレンジ企画に若い先生方も参加してくれました。
子供と一緒にパドリングをしたり、立ち上がって乗り進んだりです。
子供たちも、先生のチャレンジに興味津々。
しかも、自分たちよりも無様にボードから落ちてしまいますから、歓声が上がります。
「がんばれー!』
先生の方が励まされてしまいます。
何とかマスターした先生方も笑っています。
先生はチャレンジを見守るより一緒にチャレンジする方が盛り上がります。
全てを終えて、アンケート用紙に感想を書いている子が
「来年もあるのですか?」
と早速尋ねてくれました。
よっぽど、楽しかったのでしょう。
その時、私は海でのチャレンジを考え始めました。
波に揉まれる危険、ボードが頭を打つ危険。
危険ばっかりで、やれない理由はたくさんあります。
しかし、やれる方法があるはずです。
次の年は海で、と決めました。
今回はここまでにします。
次回をお楽しみに。
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