スギの花粉が心配な時期になってきました。
いつの時代から花粉アレルギーが言われ始めたのでしょうか?
アレルギーは、人間が異物を察知した時に働く防衛反応ですが、花粉を敵だと感知するのはなんだか不思議です。
日本が貧しい頃は、お腹の中に回虫や蟯虫がいて、人のアンテナはそちらを監視していたようです。
ところが、お腹の中がきれいになった日本人は、ダニや花粉など微細なものに反応してしまいます。
発展途上で、飲み水の浄水システムのない国々では、花粉アレルギーがないらしく、ジレンマのある問題とも言えます。
とは言っても、問題は花粉。
鼻毛のない私の春
陽子線治療で、癌組織を死滅させたのは大成功でした。
しかし、その他の組織も壊れてしまったことが、今年も私を苦しめます。
これまでに何度も触れたように、鼻毛が全くないのですから、花粉の入り放題です。
もともと、花粉アレルギーはなかったのですが、さすがに防衛するものがないので、鼻が詰まります。
私の信頼する担当医の助言通り、1日数度の鼻うがいをしていますが、自然は容赦ありません。
忖度をしてくれないのです。
ただ、この不便な状況も、日常となれば、その不便さや違和感が和らいでいくのですから、うまくできています。
でも、言えることは一つ。
健康が当然と思って過ごせている時は、健康の有難さは軽いものですが、健康を失ってみると健康の有難さが身に染みます。
若い時は、お金持ちに羨ましさを感じていましたが、一番は健康。
適度な運動ができてお腹がすいてこそ食べ物も美味しいし、心が健康であってこそ映画で感動の涙も流せます。
面倒くさいけれど、体に違和感があったらすぐに病院に行ったり、定期的な健康チェックをしたりすることは大切だと、今頃になって気づく私です。
今回はここまでにします。
次回をお楽しみに。
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