鼻の癌について

癌を生きる(3) 家族への準備

ポジティブに生きることを決めた私ですが、ポジティブと無謀は違います。

ポジティブとは、最善手を打ち続けることです。

楽観的に考えて、何もしないのでは状況は何も変わりません。

状況を冷静に判断し、家族に自分がいなくても判断できるようにしておかなければなりません。

残された家族を不安にさせないことです。

残される家族への準備

家庭には、私だけがわかっている事や整理できていないことが沢山あります。

人間、何かに追い詰められないと、日常で目を逸らしていることに取り組みません。

私が、整理したのは

項目名     内容 連絡先     保管するもの
預貯金 種類ごとの金額 IDや通帳 ※ネットバンクは特に注意
保険 保険内容(死亡・入院・一時金など) 各保険会社の電話番号 保険証書
契約関係 携帯電話、ネット、電気、水道、ケーブルテレビなど 各サポート電話番号 契約書
ローン関係 太陽光発電システムなど 会社の電話番号 中には死亡と同時に支払い義務が免除されるものがある。
動産 車、カメラ、PCデータ 処分の仕方の指示書
不動産 家屋・土地 登記簿 相続・売却や管理方法の指示書

などです。

これは、特に役立ちました。

他者(家族)目線で、保存場所を1箇所にして、分かりやすくすることはとても大切な事です。

日頃、郵便物やメールで届くものを整理していなかったので、良い機会でした。

仕事でも「働く」というのは、何か付加価値を生むことを意味します。

しかし、「探す」は「働く」とは、全く違います。

職場でも、一生懸命にPCに向かって仕事をしているように見える人、汗をかきながら動き回っている人も、「探す」をしているとしたら、全く付加価値を生みません。

これは、家庭内でも同じ事です。

私は、それを少しサボっていたと反省をしました。

そして、今後の作戦を立てることに役立ったのです。

やっぱり、人間は自分から動いた時に前向きになれます。

若い頃、親に「勉強しなさい。」と言われた途端、やる気を失うことがありました。

勉強は何かの手段であって、目的ではないですから、その目的がはっきりしないとモチベーションが上がらないのは当然です。

時々、若い親は間違って「◯◯大学に入るため」と目的を履き違えますが、これで、やる気を出させるのはかわいそうな気がします。

話が横道にそれましたが、

探す」をなくす取り組み。

これが、私のポジティブな生き方を支える大きなものになるはずです。

 

そういう私ですが、部下に現代の科学とは違う「人の力」を紹介されました。

科学的な思考を好む私ですから、疑心暗鬼で、断ろうかとも思いましたが、物は試し。

一回だけ行きました。

今、私は現代科学の最先端治療を受けて入り真っ最中ですが、その1回きりの体験がとても不思議で面白かったので、次回紹介します。

続きはこちら

癌を生きる(4) 民間療法で不思議体験一昨年のベストセラーに「FACT FULNESS」という本がありました。 要は、事実を一つの側面だけで判断せず、客観的データと比較...

始めから読む方はこちら

癌を生きる(1) 癌の発見のきっかけ令和3年5月20日に「鼻腔癌」だと診断されました。 まさか、自分が癌だなんて思ってもいませんでした。 しかし、なってしまった...

前回を読まれる方はこちら

癌を生きる(2) 癌の宣告耳鼻科での診察 耳鼻科の診察では、鼻にスコープを入れて調べました。 小さなカメラですが、入れるとなると結構な違和感や痛さもあるら...

COMMENT

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA