癌を生きる（１９）できることは自分で

いよいよ陽子線治療のゴールが見えてきました。

ポジティブに考えて対応したひと月半ですが、私なりにちょっとしたチャレンジをしてみました。

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昨日の自分を超える

この治療中に、ブログやMac、英語の原書読破に挑戦すると決めて、それは大体できたのですが、それに加えて頑張ったウォーキングについて紹介します。

YouTubeを使ったり、歩くコースを工夫したことは以前、説明しました。

歩くことは手段であって、目的は自己免疫力を上げることです。

単に受動的に陽子線頼みになるのではなく、自分の命のエネネルギーに火をつけたかったのです。

そこで、自分に課したことがあります。

それは、昨日の自分を超えるということです。

私が治療しているメディポリスは、広大な敷地を持っていますので、多くの患者さんがウォーキングをしています。

中には、朝夕、相当頑張っている方もいます。

その方と比べると、自分の頑張りが、ちっぽけに見えます。

そこで、比べる対象を昨日の自分にしました。

平日は、月＜火＜水＜木＜金になるように歩数を上げていくとうものです。

簡単なルールです。

自分の気持ちが試されます。

しかし、このルールは自分が相手ですから、ラッキーがありません。

競争相手が退院していなくなるラッキーも、雨が降ってウォーキングが難しくなるラッキーも決して起こりません。

考えようによっては厳しいルールですが、全部自分次第なので、評価しやすいのです。

私は、この考え方を日常でもよく使います。

自分の状態を客観視できるし、可視化しやすいからです。

 

一旦、土曜日でリセットしていますので、月曜日はやや少ない歩数で始められました。

これまで、１日に１万歩を歩くことは習慣化できていませんでしたが、楽しく歩くことを覚えたので、今後も続けていきたいと思っています。

 

ちなみに、

	before	after	参考
体重	70.4kg	67.4kg	−3kg
中性脂肪値	742	144	正常値 30〜149
肝機能　AST	39	23	正常値 13〜36
肝機能　ALT	53	23	正常値 9〜44
肝機能　γGTB	108	44	正常値 12〜82

という結果を勝ち取りました。

ネット上にはいくらでも効果の疑わしいサプリが紹介されていますが、それに頼らず、

覚悟を決めて頑張れば、結果はついてくることを証明できました。

このことから、これまで私は、覚悟が足りなかったのだと気づいたのです。

 

「癌」治療は、辛い持久戦でしたが、この歳になっても、新たな気づきを授けてくれました。

何事も、解釈で人生は変わります。

 

今日はここまでにします。

次回をお楽しみに。

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