世界的に景気の減退が止まりません。
特に日本は、エネルギーを海外に依存しているから、その波も被っています。
マグドナルド指数というのがありますが、これは日米で同じマグドナルド商品にかかる金額を比較したものです。
だいたい日本が390円、アメリカが760円くらいでしょうか。
この価格からすると、円の適正価格は、1ドル=69円です。
しかし、現在の円は134円ですから、ずいぶん安く見られたものです。
資源がないというのが、弱いですね。
第2次世界大戦も、石油の禁輸から始まりました。
アメリカが、油を止めたのです。
そして、日本が明治維新以降積み上げてきた大陸の利権を手放せと、ハルノートを突きつけたことで悲しい戦争が始まりました。
日本も日露戦争の時に、満洲鉄道をアメリカの鉄道王と共同開発するる約束をしておいて、それを反故にしたのですから信じてもらえない国になっていたことも災いしました。
そして、敗戦。
多くの人命を犠牲にして、やっと終戦になり、2度と戦争なんかやらない努力をすべきでした。
それは、何か?
答えは、自前のエネルギーを確保することです。
しかし、あれだけの犠牲を払って学んだエネルギーのことをほったらかしにし、またエネルギーで弱っているのが我が国の現状です。
いったい、日本の石油代は年間いくらだと思いますか?
20兆円ですよ。
遠い中東までタンカーを往復させて、油やガスが漏れないような高価な装備をつけて運んでいるのです。
20兆円が半分になれば、教育にも福祉にもお金が回せそうです。
いい加減、自前のエネルギーを開発しないと、いつまでも浮上できません。
円は、ドルだけではなくユーロに対しても安くなっていますし、なんとロシアのルーブルに対しても安くなっています。
戦争をしていて世界中に経済制裁されている国の通貨に対しても安くなっているとは、なんとも、情けない話です。
結局、投資家たちは未来に可能性がある国に投資しますから、日本の未来はどうなんでしょうね。
教育に投資を
2年前に台湾に行きました。
台湾には、駅前の一等地に小中学校がありました。
他の建物は古びていますが、学校は近代的です。
知り合いのALTも台湾に行こうとしてました。(コロナで断念)
理由は簡単。
ギャラが高いからです。
今、日本の学校はどこもかしこも古びていて、文化の中心と呼べない状態です。
自前のエネルギーを開発して、浮いた分を教育に投資してほしいものです。
30年後、潤沢な教育予算で育ったリーダーたちのいる近隣諸国と私たちの子供は、外交、経済、安全保障など、ちゃんとやれるでしょうか?
すぐに効果は見えないけれど、やるべきは子供への投資だと思います。
なぜなら、未来を作るのは間違いなく子供たちですから。
今回はここまでにします。
次回をお楽しみに。
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