陽子線で叩いた私の癌細胞は、DNAを切られたため細胞分裂をしての増殖ができません。
細胞は、数ヶ月で入れ替わりますので癌細胞は淘汰されます。
先月の画像診断では、レントゲン技師の「腫瘍維持」の診断に落ち込みましたが、先週の診断でほぼ消失していました。
あとは、来月の血液検査と再来月のMRI検査の結果をもって、経過観察に入ります。
陽子線治療後、鼻腔内の粘液口が機能不全を起こし、絶えず瘡蓋がつく状態でした。
時々鼻血もでていたこともあり不安を抱えた生活でしたが、好転しそうです。
約10ヶ月の戦いのゴールが見えてきました。
ボクシングに例えるなら、KO勝ちです。
ただし、自分もずいぶん撃たれた状態で、今後も不便さは残ります。
しかし、未来が見えます。
今日の空も鮮やかな青です。
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病を得て
若い時は健康が当然であり、少々無理をしても完全回復も早いものでした。
しかし、10年前の脳腫瘍、今回の鼻腔癌と結構なハードルを乗り越え、少しだけ考えも深くなりました。
職場でも病をおして勤務する職員もいますが、無理をさせようとは思いません。
同僚に頼って良いと思います。
しっかり休んで、自分が頑張れる役を担えるときにその分を返せばいいのです。
(いつも頼る側にいる人もたまにはいますが)
健康は、失ってこそ、その大切さを突きつけられます。
まずは自分に優しくならなくては。
今回はここまでににします。
次回をお楽しみに。
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癌を生きる(39) 体をつくるもの前回の投稿で、宮崎県の若手農家の取り組みを一部紹介しました。
病気をした私は、最終兵器の陽子線は使えません。
なぜなら、一生...
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癌を生きる(1) 癌の発見のきっかけ令和3年5月20日に「鼻腔癌」だと診断されました。
まさか、自分が癌だなんて思ってもいませんでした。
しかし、なってしまった...
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